健康コラム COLUMN

【知らんおばあさんがコレくれたー】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 

2024年3月15日

こんにちは。

寒暖差の大きい今日この頃ですが、お変わりありませんか?

 

さて、さて 健一家は二月十八 日から二十五日迄 山口九州へ漢方相 談の旅に行ってい ます。

いつもPC の画面で話してい お客さんたちに 直接お会いしたいという強い思いから企画したようです。

去年の三月には同じように十日間かけて、大阪から東北、関東、愛知のお客さんたちに会いにでかけました。

本当に人が好きなんだなあ・・・と思います。

日頃から 「人が喜ぶ顔を見るんが好きなんよ」 と言っている健の顔が浮かびます。

 

よくお客さんや健が親しくさせてもらっている人たちから 「健くんってどんな子供だったんですか?」 と聞かれます。

今日は、親しか話せない出来事を話したいと思います。

 

はじまり、はじまり〜

 

「おとうちゃん、知らんおばあさんがコレくれたー」 と千円札を握りしめて健が小学校から帰ってきました。

もうすぐ夏休みを迎える、ある暑い夏の日の午後のことです。

お祭りの日でも、貰える小遣いが数百円だった健にとっては、それはそれは大金だったことでしょう。

しかも見も知らないおばあさんなのですから。

何度も返したらしいのですが 「ええんじゃな! 僕は鈴木薬局の子だろ? わたしゃ、よ〜知っとんよ。

もろとってもええんじゃな。お菓子でも買いな。」と無理やりくれたそうです。

よくよく話を聞いてみると、学校からの帰り道、通学路にある大きな木の陰に腰掛けて休んでいるおばあさんが目について、とても暑そうだったから、自分の水筒に残っていたお茶をコップに入れて飲ませてあげたら、コレをくれた・・・と。

 

後日、その方が薬局に来られた時にその話になって、事情がわかりました。

彼女の話では、自分はいつもあの場所でひと休みするんだけれど、たくさんの小学生が目の前を帰っていく中で、こんなおばあさんの私に、自分の水筒からわざわざお茶を飲ませてくれたのは、今まででこの子だけだった・・・とても感激して嬉しくてついついお小遣いをあげてしまって・・・ごめんなさいね・・・と話してくれました。

 

どんな人とも分け隔てなく接し、誰とでも親しくなれる子供でした。

今振り返ると小学生の時から健の周りにはいろんな人が集まっていました。

中学生になってからも友人がとても多くて、「ヤンキー からオタクまで」いろんなタイプの友達が遊びにきていました。

一部の人には、ヤンキーグループの一員と誤解されていたようで、一目置かれていたようです。

 

幼稚園からの親友(オタク)の話によると「健くんと一緒にいると『健の友達』ということで、イジメにあうことはなかった」と嬉しそうに話してくれました。  いったいどないな中学時代だったん?とある意味私も興味津々です。

当時、健を連れて近所のショッピングセンターに行ったり、どこかに食事に行ったりすると、必ず 「おお、健くん!」 「やぁ、ケン!」 「あら健ちゃん、また遊びにおいでよ」 と同級生らしき子だけでなく、私たち世代の人やいろんな人から声をかけられました。

ほとんどが私たちの知らない人です。

いったいどこで知りあって親しくなっているのか親からしたら不思議な感覚でした。

家内と二人で「この子の知り合いは私たちより多いよなー」と感心するやら呆れるやら。

 

中学三年になると音楽に目覚めて、ついには兄と近所の友人たちと一緒にバンドを結成。

毎日毎日裏の倉庫で猛練習し、卒業後の春休みにユーホールを借りてライブを開催。隣の中学校からも大勢の知人が来てくれて大盛況でした。

(親も機材の運搬を手伝いました)

 

その時のお客さんの中には未来の健のお嫁さん(つくみちゃん・隣の中学校の生徒でした)がいたことは 神様しか知らない話。

とにかく人がやらないことを率先してやるのが大好きなようでした。(今もそうですが・・・)

さて健少年は、高校、大学とどうなっていくのでしょう。

 

次回に続く。

【不安と恐怖感とが私達の命を守る】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 ストレス 自律神経 不安 HSP

2024年2月15日

早いものですね。

もう一月がいってしまいました。

二月はにげると言われるように月日の立つのが速いこと、 速いこと!

さてさて・・・ 今年の始まりは、 とんでもない天災 から始まり、二日 にはそれに関わる 航空機事故と続き ました。

 

テレビでは現場の映像がどのチャンネルでも流されて、私達の不安を煽りました。

お店に来店されるお客さんたちもこの話題でもちきりでした。

「これからの日本はどうなるのでしょう?」

「南海トラフ地震は大丈夫なんでしょうか?」

と不安を訴える人が多かったです。

 

こういう大きな災害や事故の後には、必ず、ちょっとしたストレスに過剰に反応する人たちが一定数いらっしゃいます。

「用心深い人」。 専門的に言うと 「HSP気質の人」と言われる人たちです。

私達の脳には「扁桃体」と「海馬」と言う部分があって、命に関わる危険が迫った時には 「扁桃体」が働き、身体を守る行動を起こさせます。

そしてその危険が去った後には危険の度合いに合わせて「海馬」がそのことを記憶します。

特に命に直接関わる出来事ほど長期間「海馬」に記憶されます。

 

まさに・・・ 命を守るための器官なのです。が・・・!

この部分が過敏すぎる人たちが居ます。

ちょっとしたストレスで「扁桃体」が過剰反応する人たちです。

ご本人はいろんな不定愁訴を訴えます。しんどいし、苦しいし、不安です。日常生活に支障をきたします。

そんな人たちが今年の正月明けには多かったです。地震や事故と無関係とは思えませんでした。

でもそんな「扁桃体」が良く働くことが、わたし達の命を守ることに繋がるのです。

外国の研究者のこんな実験があります。

 

サルに不安感と恐怖感を取り除く薬(試験薬)を投与したところ、とんでもないことが起こりました。

本来、サルは本能的に毒ヘビを見ると逃げて近づかないのですが、この薬を投与すると、毒ヘビに平気で近づき手で掴み、脇に入れると言う行動に出ました。

もちろん、毒ヘビに噛まれて死ぬサルが多発 したそうです。

皮肉にもこの実験は 「不安感と恐怖感こそが命を守る」ということを証明する実験になりました。

私達人間の遠い遠いご先祖はサバンナ地帯にいたサルの中から発生したという説があります。

サバンナに二本足で立ったサルから人間が始まりました。

毛もなく、牙もなく、腕力もなく、ただ臆病で用心深く、逃げ足だけが速い、二本足で走るサルは生き残り多くの子孫を残しました。

 

私達現代人はうまく逃げ切った二本足で立ったサルの子孫ということです。

今回の能登半島地震においても、運良く逃げ切り生き残った人たちは、その子孫たちに地震の恐ろしさと、命が助かるための教訓を伝えていくことだと思います。

 

「不安」と「恐怖感」は悪者ではなく、まさに 「不安と恐怖感こそが命を守る大切な感情」なのです。

地震でお亡くなりになった方達のご冥福と被災された方達の心の平安をお祈りします。

 

ヒロシでした

【2023年1番の映画】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP

2024年1月15日

映画オタクを自称している私にとって、 去年は素晴らしい 映画に出会えた年 でした。

しかも、大好きな 「そらくん」(長男 の息子・蒼空・六 歳)と家内と三人 一緒に見に行ける ことができました。

 

私と家内の間に座って彼の膝の上には売店で買ったポップコーン。

映画の途中で、私と家内にポップコーンをくれて、次に自分が食べます。

とっても幸せなひとときを過ごすことができました。

彼が五歳くらいの時に初めてこの三人で映画に行ったことをきっかけに、

それ以来、自分が見たい映画があると

 

「じーじ、こんど、こんなえいががくるよ。」

 

と私たちを誘うようになりました。

この子と一緒に映画に行けるなんてこの時期しかないと思い、思いっきりこのひとときを楽しんでいます。

去年の十一月に前評判の高かった「ゴジラ  マイナス1.0(ワン)」が新居浜イオンの映画館にやってきました。

綾乃ちゃん(彼の母親)から教えてもらったのかテレビの予告を観たのか、さっそく、蒼空くんから映画のお誘いがありました。

 

この作品は一二五分の長大作です。果たして六歳の子供が飽きずに観続けることができるのか?と少し心配だったのですが・・・。

 

始まって数分後にはもうゴジラが登場。大暴れして海中に帰っていきます。

あっけにとられポップコーンを食べる手が止まる蒼空くん。

すっかり映画の中に引き込まれています。

 

 

十数分ごとにゴジラのテーマ曲と共に大きな叫び声をあげ、口から放射能をまき散らして街を破壊するゴジラ。

口をポカーンと開けて映画の中に入り込んでいる蒼空くん。

ポップコーンを私たちにくれていた手も止まります。

生まれて初めて日本製の本物のゴジラを見た彼には、大きな衝撃だったんでしょう。

 

帰りの車の中で「ゴジラ・マイナス1、0」のサウンドトラック版をユーチューブで大音響でかけてやると「もう一回!もう一回!」 と、川之江に帰ってくるまでずっとゴジラのテーマ曲を聴いていました。

そして、帰り着く頃には 正確に曲を口ずさむようになっていました。

 

その後の様子を綾乃ちゃんが話してくれたことには ーーー帰ってきてからは、もうずっとゴジラの話ばかりで、夜も仕事から帰ってきたお父さんを捕まえては、ずーっとゴジラの話をしていました。

「ゴジラが口から火を吐く前には、背中が光ってガシャガシャンってなってから、火、吐くんでー!」と得意そうに話してくれます。

よほどの衝撃だったんでしょうね。

それから・・・・・ 再び、今度は親子 三人で、「ゴジラ・マイナス1、0」を観に行ったそうです。 (笑)

 

こんな、蒼空くんみたいな大人もたくさん居て、 「三日続けて三回観た」 という人もいたということです。

えっ?! そんなにおもしろいの? たかが怪獣映画でしょう! と思われた方!  一言いいですか?

コレ、ちゃんとした感動作品なんです。海外で複数の賞を受賞したくらい! これからまだまだ観客数が増えていくだろうとのことです。

 

映画オタクの私からは是非オススメします。

私が昨年観た映画の中でダントツ一位です。

ご家族(子供も可)やカップル、もちろんお一人様も全然大丈夫ですよ。

意外とゴジラ世代(六十歳代〜七十歳代)の方も多かったです。

なにせ、ゴジラは一九五四年十一月生まれですから。(私と同い年です)やっぱり映画っていいですね。

 

どうぞ良い年になりますように。

ヒロシでした。