健康コラム COLUMN

がんの話〜栄養状態がいい人は、術後の回復もいい!〜

平成30年6月28日

がんが見つかって、治療することになった場合、手術・抗がん剤・放射線が三大治療であり、手術ができるのなら手術が第一選択になります。

それで手術を受ける人が多いのですが同じがんの、同じような進行度の人でも、栄養状態によって手術の予後は全く異なります。もちろん、栄養状態がいい人の方が予後もいいわけです。

『がんでは死なないがん患者』より

 

「がん患者さんの大半が、栄養不良による感染症で亡くなっている。」 という実態を突き止め、 がん治療に栄養療法を 取り入れた栄養サポー トチーム(NST)を 最 初に立ち上げた外科医 東口高志先生。

 

東口先生は、がん患者さんの状態・進行度合いと栄養状態の関係に注目をしました。

 

そして、栄養療法を取り入れた患者さんのがん治療をした時の回復のしかたと、取り入れてない患者さんの回復のしかたの違いについて詳しく書いておられました。

「そりゃあ栄養状態がいい方がいいに決まってる」と思われると思います。

でも元気なときと違っ て治療中は、日常的な 食事だけでは、思うよ うに回復させられるような栄養をとることが難しくなるのも事実です。

 

がんが進行したり、抗がん治療をしている時は、身体はそれに対応するのが精一杯で、体に入った栄養をうまく処理できずにエネルギーに変えられないまま排出してしまう事も多々あります

そうなると、抗がん剤で傷ついた細胞を治すためのエネルギーが作られないわけですから、身体が弱ります。

身体が弱る→エネルギーが必要→ 作れない→傷ついた細胞を治せない→身体が弱る… と悪循環に入ってしまいます。

そして目からウロコなのは

 

「・・・「手術と栄養」というと、術後の栄養を思い浮かべる方が多いと思いますが、予後の良し悪しには、術前の栄養と術後の栄養の両方が関係します。  術前にきちんと栄養補給を行って患者の栄養状態を良くしてからでないと、手術によって身体が弱り、傷の治りも遅く、感染症などの合併症を発症する確率が高くなってしまうのです。・・・」

 

そうなんです。 実は術前の栄養補給がとても大事なんですね!

 

術後は特に点滴などで糖分を入れても、それをエネルギーに変える力が落ちてますので、治癒するためのエネルギーになりにくいのです。なので術前にできるだけ「満タン」状態にしておく必要があります。

この先生の話を読んで、ひとつ、とても納得いった事がありました。

 

当店でも、お客様でがん治療をされている方、過去されていた方はたくさんいらっしゃいます。

 

その中で、放射線治療や手術など抗がん治療前に、しっかり 「バイオリンク源液」や 「バイオリンク503」を

飲んでから放射線や手術などに挑んで、さらに術後も飲まれてる方は、副作用の出方も日常生活に戻れる回復のスピードも明らかに早い事を不思議に思っていたんです。

 

もちろん 「バイオリンクは術後の回復力を高めます」とか 「バイオリンクは抗がん剤の副作用を軽減してくれます」 のような研究資料とか文献もありますが、それだけでは説明できない程の力だと思ってました。

 

それが東口先生のこの本で核心に変わったというか線としてつながりました。

やはり栄養療法の可能性と必要性はすごいありますね!!

 

細かいところでいうと、 「503」「バイオリンク源液」は細胞のエネルギーを作る能力を直接活性化させる事。

「バイオリンク粒」はそのエネルギーの材料となる栄養素が非常に多い事。 見事に材料と大工さんが揃うと修復も早く、体感としても楽なんですね!

がんの治療は、やはり西洋医学の「攻め」の治療が主になりますが、 東洋医学や栄養療法的な「守り」の治療も忘れずにいて欲しいですね。

治療前に「満タン」の栄養状態の 身体を作り、 治療後は1日も早く 「治すためのエネルギー」を 作れる身体を作らないと いけないですね。

がんの話〜毎日できるがん細胞〜

平成30年6月25日

私たちの体の細胞は、毎日、あらゆるところで寿命を迎え、新しくコピーされた細胞と入れ替わっています。

ところが何かのキッカケで、細胞の遺伝子に傷がついてコピーミスが起こることがあります。

60兆個もの細胞の一部から生まれるミス。

 

これが実は、ガン細胞のはじまりなのです。 ガンは、たった1個の細胞の小さな遺伝子変異からスタートします。 このコピーミスは、私たちの体の中では決して珍しい事ではありません。

 

毎日、だれにでも大体1000~5000個のガン細胞ができていると考えられています。

ではなぜ、全員がガンにならずにすんでいるのでしょうか?

それは、私たちの体の中には、シュレッダーのような働きをする仕組みがあるからです。

1000個できても、2000個できても、ひとつ残らず完璧に消去されてしまいます。

 

ところが、異常な細胞が、この消去のしくみをすり抜けて残ってしまう事があります。

たった1個残った異常な細胞。 さて、どうなるでしょうか?

生き残った1個のガン細胞は、1個が2個、2個が4個、4個が8個、8個が16個と、時とともに、倍々ゲームのように増えていきます。

正常細胞には寿命がありますが、ガン細胞は寿命のない死なない細胞ですから、 時間が経った分だけ細胞の数は増えていきます。

そして10億個にまで成長すると1cm、1gの早期ガンになります。

この大きさになって初めて検査でわかるようになり、ガンにもよりますが、ここまでに5年から15年かかります。

 

さらに立派な臨床ガンになるには20年はかかると考えられています。

つまりはガン細胞が大成するには、大変な時間がかかるのです。

1000個のガンの芽があっても大成するのはせいぜい1個で、ほとんど途中で死滅していきます。

 

さらに転移しようと血管の中に入っても血液の激流に飲み込まれると、ほとんどのガン細胞は死んでしまいます。 つまり生き残るのは相当な強者なのです

 

さて問題は、生き残れたガン細胞は、そんな中でなぜ生き残れたのか、ということです。

ガン細胞は、与えられた環境に応じて自由に表面(顔つき)を変えられます。

正常細胞にはこの能力がないので、 たとえば大腸の細胞が肺に移動しようとすると、免疫という兵隊に、よそ者扱いされてやっつけられます。

それによって異常トラブルを防ぎます。

 

 

ですが、ガン細胞は変装をすることによって転移が可能になります。

ガン細胞は自らの形に固執せず、自由自在に形を変えてたくましく生き延びていく。郷に入っては郷に従う強さを持っているのです。

 

さらに、ガン細胞は飢餓状態にもめっぽう強い。

正常細胞の10分の1の栄養で生きることができます。

たとえば自ら作り出した不要なものを外に出し、その回転で外にある欲しい栄養素を取り込む。

まずは自ら与えることで受け取るという知恵があるのです。

さらに正常細胞はエネルギーを作り出すために酸素を必要とするのに対して、ガン細胞は酸素を必要としないのです。

ですから、酸素があまり届かない血流の悪いところにガン細胞ができやすいわけですね。

さらにさらに、抗ガン剤に対してウイルスのように耐性をもったりもします。

 

・その場に応じて変装ができる。

・少ない栄養でも生きられる。

・酸素がなくても生きられる。

・抗がん剤にも耐えられるよう  になる。

 

まさにエイリアンのような存在です。 しかし、見方を変えると、本来は自分の細胞からできたもの。 親のせいでグレた不良息子のようなものです。 ですから「憎っくき敵」という見方もできますが、「かわいい身内」と考えて接することも大事なのかもしれません

がんの話〜『がん哲学外来』の樋野興夫先生講演を聞いて〜

平成30年6月23日

先日、四国がんセンターで樋野興夫先生の講演が開催されるということで、 お話を聞きに行っ てまいりました。

樋野興夫先生と言えば、順天堂大学医学部の病理医で『がん哲学外来』を作った先生です。

 

樋野先生は病理医なので患者さんを直接診察する事はありません。

1日中、外科医から回ってきた 『ガンかもしれない細胞』を顕微鏡で見て 悪性なのか? 良性なのか? 進行度はどうか? 顔つきはどうか? を診断されています。

そんな病理医である樋野先生が「医学の原点は対話にある」と、 「患者さんとの対話の場所」を病院の中に作ったのが『がん哲学外来』です。

30分~1時間の時間をとって、患者さんの様々な悩みを解決することを目的としています。

 

「薬の処方箋」ではなく「言葉の処方箋」を出すと言われる樋野先生。

一体どんな人なのだろう。 と楽しみにしていました。

なんかね。写真の通りのお人でした。 芸能人に例えると森本レオさん(笑)

なんともふんわりとした 雰囲気でゆったりとした 時間が流れていました。

 

「現在年間100万人がガンだと診断されており、5年生存率は62.1%となりました。ガンは慢性病の時代になりました。」

 

こんな言葉から始まった講演は、質問を入れると1時間10分。

 

【人のからだに巣食ったガン細胞に介入して、その人の死期を再び未確定の彼方に追いやり、死を忘却させる方法を成就すること】 【また、同時に「人は、最後に“死ぬ”という大切な仕事が残っている」ことも忘れてはならない。】 これはガン研究の最大の目的であるそうです。 とても深いですよね。

 

「病」であっても「病気」にならないことが大事だといわれます。 でも、ガンの診断を受けたほとんどの方が「うつ状態」になるといいます。 そりゃあ当然の事だと思います。

いくら「ガンは慢性病の時代です」とは言え、 「ガン」という言葉が自分の目の前に現れた時の不安感は、なった方でないとわからないのかもしれません。

ただ、その「気」を病まないためにも「対話」が大切 なんですね。

「話す」事は 「手放す」事。 自分の苦痛がない程度に話していく。

身近な人は相手が苦痛にならないように沈黙をする事が大切なんですね。

旦那さんがガンになった時には 奥さんの過剰なおせっかいが苦痛。

奥さんがガンになった時には 旦那さんの冷たさが苦痛。 そんな事をおっしゃってました。 そして「病気」になっても「病人」にはならないことが大事です。

 

ガン申告をされると「私はガンだ」とショックを受けるでしょう。 「私はガンだ」と言うのと 「私にはガンがある」というのは 同じようで全然違います。

1cmのガンが見つかった時、 ガン細胞は10億個。

正常細胞は59兆9990億個もあります。

ガン細胞は全体の0.016% 数字で見るとごくわずかな割合なんですね。

「病人にならない」事で一番大事な事は「病感をなくす事」だと思います。

自分がガンを持っている事を忘れるような状態まで持っていく。

 

それが鈴木薬局の目指す 「死期を再び未確定の彼方に追いやり、死を忘却させる方法を成就すること」 だと思っています。

 

まずは樋野先生のような

「愛情と献身の思いがある人の心は豊かになり、心が豊かになると風貌が変わり、心が豊かな人の風貌は患者さんを癒す」 そんな人間にならないといけないです☆

 

日々精進!