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【「幼稚園行かない騒動」と「あるがまま心理療法」】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経

2019年7月18日

次女(年少)「きょう幼稚園いかんーーーー。絶対いかんーーーわーーーーーん。」

 

 

妻「あと3回行ったら夏休みで?」

 

次女「いやじゃーーいかんのじゃーーー今日お休みしたらあとはずーーーーっと行くけん。

ね?いいでしょ?今日はお休みね?はやく電話して。もしもしーって。」

 

妻「そうなん。休みたいん?」

 

次女「幼稚園の服も着ん!いつもの服着る。わーーーーん」

 

 

昨日の朝の出来事…

完全に家中に響き渡る絶叫、大泣き(笑)

何が嫌なのかはナゾですが、絶対行かん!と暴れる次女。

幼稚園の制服は着ず、私服でリビングに登場!

 

 

そして…

「すいとう準備したらダメ!体操服もいらん!ダメーーーかーちゃん準備したらダメーーー!」

まだ泣く。準備してる幼稚園の道具を次々と投げる。また泣く。

 

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泣きすぎて何を言ってるか聞き取りづらい。

そしてしつこいw

本当にしつこいw

 

 

なぜしつこいか。

 

妻のつくみさんが

「いい加減にしなさーい!」と怒りもせず、

「じゃあ今日はお休みにしよか。」と認めてもくれず、

 

「そーなん。行きたくないんじゃな~」と気持ちの復唱をしてるだけだから。

 

 

 

ホントこういう時のつくみさんの行動ってオモロくて、

『これどうするんだろか~?』と思ってると、

 

「いーきーたーくなーいーー」

リビングの入り口で寝っ転がって、まだ叫びながら暴れてる。

もはや何か動物が集まってきてもいいレベルの声。

というか人間が聞き取れない超音波的なやつが多分出てると思う。

 

と次の瞬間。

 

妻「ほーちゃん。行きたくないのはわかったけど、とりあえずさぁ、それは置いといて、美味しいもの食べよか。ご飯とパンどっちがええ?」

 

 

次女「・・・」

 

ご飯を近くに置く妻。

お茶碗をひっくり返す次女。

次はパンを近くに置く妻。

涙と鼻水できっと塩気多めのパンをちょっとだけかじる次女。

 

無言でヒックヒック言いながら食べる次女。

 

「おいしい?」って覗き込んでも無言でヤンキー2級ぐらいのガンを飛ばしてくる次女。

 

 

その後、ふつーに何事もなかったかのように食卓を囲み、なんならいつもより賑やかにご飯を食べる。

 

もくもくと食べる次女。

 

 

そして一通り食べて一言。

次女「きょう給食なに?」

 

妻「ご飯とスープと豚肉の生姜焼きたいよ」

 

次女「ほーちゃんなー幼稚園で友達3個できたんで。スープものめるようになったんで!」

 

妻「そうなん!すごいなーじゃあそろそろ着がえよか」

 

次女「うん。着替える。いってきまーす♪」

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無事、ご機嫌に幼稚園へ向かいました(笑)

 

 

 

こういう時、つくみさんは一切怒りません。

 

「もう!いい加減にしてー!」ってなってもおかしくない…というか、なるのが普通だと思う。

 

なんなんだろう?

頭の思考回路がちょっとヤバいんだろうか・・・(笑)

それとも神がかってるのだろうか・・・(笑)

 

 

ひと騒動終わって本人に聞いてみたら

 

「ほーちゃん(次女)すごいよな!あの切り替え!」

 

だって。

 

 

 

いや次女もすごいけど、あれでキレないあなたもそーとーなもんよ。

 

 

 

 

これって、心理療法の『森田療法』に少し似てて、

 

「森田療法」って聞いたことないかもしれませんが「あるがまま療法」とも呼ばれ

「あるがまま」を認めましょうね。って推奨した最初の心理療法なんじゃないかな♪

 

 

森田療法は不安障害や神経症の人に主に用いられる心理療法で、

不安がある人に、「不安や恐怖を抱えたまま、思いきって目の前の仕事や生活(なすべきこと)に身を投じ、人生上の目的を達成していく(目的本位)」という、不安と建設的な生き方との両立の可能性を提唱するものです。

 

 

不安な事、心配な事、恐怖に思ってる事、

色んな感情を消そう!消そう!とするんじゃなくて、感じながら、でもなすべきことはやる。

不安の感情を抱えながらでもOK!

そしてに集中する。

今やってることに意識を集中するんです。

 

 

幼稚園に行きたくない現実。

だって、行ったら給食で嫌いなものも出るし、プールで水かけられるし、自由に遊べないし、というかそもそも今日は家で遊びたい気分だし。

 

 

っていう感情を消さない!抑圧しない!

 

その嫌な気持ちを抱えながら「今」とりあえず美味しい朝ごはんを食べる。

そして「今」の家族の時間を楽しむ。

 

感情は抱えながら「今」やることをやる。

 

 

そうすると、お腹もいっぱいになって、

思いっきり泣いて、

みんなで笑って、

気分が変わった。

「まぁあとちょっとだし、行ってもいいかな」

って気分になった。

 

のかな♪多分ね。

 

 

で、行くとしっかり楽しんでニッコニコで帰ってきますからね。

まぁそれがわかってるからつくみさんもこの手法を取ったのでしょう♪

 

体調がちょっと崩れかけ?メンタル的な休憩が1日ぐらい必要かも?

って時はすぐ「休みまーす」の人なので(笑)

 

 

 

本当に行きたくない(やりたくない)のか?

一瞬の感情で行きたくない(やりたくない)のか?

 

これって他の事でも当てはまるけど、

大人でも自分の感情を区別するの難しいけど、子供なんてなおさらよね。

 

 

 

うちのつくみさん。

森田療法の使い手だったようです。

僕も知らぬ間にセラピーされてるんだろうな(笑)

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