【物売りではなくて・・・③『くすりやのおっちゃんの部屋』】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年2月11日
こんにちは。
ヒロシです。
初めて参加した漢方専門の勉強会で、自分自身の無知さに情けなさや悔しさを感じたことがきっかけになって、
その後、いろんな勉強会に店を閉めて参加するようになりました。
(ちょうど、その頃次男の喘息が発症したのです)
A氏はよくこんな話をしていました。
「くすり屋さんって知識産業なんです。お客さんに対して薬を売るのではなくて、
それには必ず正しい知識と知恵を添えてあげるのがくすり屋さんです。
ただ薬をポンと売るのであれば、それはただの「物売り」です。
誰にでもできる。
そこのところを勘違いしているくすり屋さんが多すぎます。
私が担当しているくすり屋さんにはそうなってほしくないんです。
最近はスーパーのように薬も自由に手にとって買い物かごに入れてレジで清算する。
まるでモノです。
どこかおかしい!
『薬は正しい知識と知恵が添えられてなければ効かない!』
と思うのは私だけなのでしょうか?」
そう言いながら苦笑いする顔が思い出されます。
その後A氏はその才能を認められて、本社の取締役営業本部長になりました。
退職された今は地域のボランティア活動に一生懸命だそうです。
彼らしい。。。
ところがその後の薬業界はA氏の思いとは反対に、ますます薬がモノとして売られていきました。
ドラッグストアで鼻炎の薬や風邪薬が大きなかごにまるでお菓子の山盛りセールのように山積みされている姿を見つけ、
A氏が話していた事が思い出されてなりません。
どこに薬が置かれるようになっても、
鈴木薬局だけはこれからも薬に知識と知恵を添えて手渡しできるように勉強し続けていきたいと思っています。
A氏に感謝の気持ちを込めて。