【医は食に食は農に農は自然に学ぶべし②】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年7月1日
こんにちは!ヒロシです。
今回は「農」が教えてくれた事を綴りたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リンゴは農薬がなければできないのが常識です。
「リンゴは農薬で作る。」
と言われるほど!
でもその常識を十年かけて覆した木村秋則さんのお話しです。
「どうすれば無農薬栽培でもリンゴの木は実を結んでくれるのか?」
リンゴの木は何も言ってくれません。
それがわかるのに木村さんは十年かかりました。
ついつい目に見えるところばかりに気を取られていたからです。
でも、その答えは目に見えないところにありました。
それは土でした。
幹や枝や葉に散布できるよな農薬に替わるもの物を見つけるのに試行錯誤したり、
害虫を1匹1匹手で獲ったり、本当に手間暇をかけました。
でも、土の中のことは考えもしなかったそうです。
答えは
「リンゴの根を元気にすること、そのためには畑の土を山の土のよううなふかふかで温かい土に改良すること」だったのです。
山の土のような香りになるように畑の土を変えていきました。
すると、リンゴの根は細くて長い毛根を土の奥深くまで張り巡らせ、土の養分を吸い上げ始めました。
農薬や肥料を使わなくても、リンゴの木は美味しい実をつけたんです。
私はこの本を読みながら
「医は食に、食は農に、農は自然に学ぶべし」
という言葉を思い出しました。
「医は自然に学ぶべし」
でもあるわけです。
木村さんのリンゴの木は私たちに自然の摂理を教えてくれている。
私たちが健康でいられる方法を教えてくれている。
とワクワクしてきました。
「化学肥料に頼りっきりで土作りを疎かにしているといい根が張れないので病気になりやすい。それで農薬を使って一見綺麗なリンゴを作る」
のと、
「加工食品などをよく食べたりお腹を冷やしたりして腸のことを疎かにしていると病気になりやすい。それで病気を抑える薬を飲んで一見元気な体を作る」
のと似ていると思いませんか?
「リンゴの木」は「私たち人間」と同じなのです。
「リンゴの木の根を元気にすること」は
「私たちの腸を元気にすること」と同じです。
「リンゴ畑の土を山の土のようにふかふかで温かい土に改良すること」とは「私たちの腸内環境をよくすること」なのです。
そうすると善玉菌が増えて腸は上部になっていきます。
腸は腸管免疫とい免疫機構があり、人間の免疫細胞の約6割がここに集中しています。
腸の元気さは「下痢」や「便秘」の問題だけでなく、外から来る細菌やウイルスから体を守るために重要な働きをしているのです。
さらに「やる気」「根気」「元気」「気を使う」などの「気」もこの腸から作られているものなのです。
まさに腸が元気なら心も体も病気に強い人なんです。
腸を元気にしておくと、木村さんの奇跡のリンゴのように「健康」という実を手に入れることができると思いますよ。
【医は食に食は農に農は自然に学ぶべし①】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年6月17日
こんにちは!ヒロシです。
今回は「農」が教えてくれた事を綴りたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「医は食に食は農に農は自然に学ぶべし」 と、中国の古い医学書の中に書かれています。
最近、この言葉の本当の意味が少しずつわかるようになってきました。
色々な先生の講演を聞きに行ったり本を読んだりしていますと、結局この文が言おうとしている事にたどり着くのです。
数年前『奇跡のリンゴ』という本に出会いました。
青森県弘前市でリンゴ農家をしている木村秋則さんの物語です。
木村さん自身が書いた『りんごが教えてくれた事』 という本と共に、ベストセラーになった本です。
「農は自然に学ぶべし」
の言葉そのもののような話です。
リンゴは農薬がなければできないのんが常識です。
「リンゴは農薬で作る。」
と言われるほど!
でもその常識を十年かけて覆した男がいます。
それが木村秋則さんです。
農薬どころか最終的には肥料さえも使わない、自然そのものの栽培法です。
リンゴの無農薬自然栽培を始めると、
リンゴ畑は害虫と病気の温床となり、十年間一個のリンゴも採れませんでした。
貧乏のドン底生活。
子供達の給食費さえ払えません。
世の中はバブル景気真っ只中でした。
自分が歩いている道がいいのか悪いのか、誰に問いかけても答えはなく、参考になる本もありません。
むしろ周囲の人達にバカにされ、
「かまど消し」(破産物)と罵倒されるのです。
最後には村八分にされて誰からも無視され続けました。
そんな中で、何が彼をそこまで突き動かしたのでしょう?
自分のせいで枯れかけてしまったリンゴの木への愛情と、苦労をかけ続けた家族への愛情ではないでしょうか!
だれもやったことのない事をするのって、大きな志が必要なのは当然だけど、何よりも家族の人達の大きな支えがないとできません。
でも、いよいよ袋小路に入り込んでしまった木村さん。
もうダメだと死んでお詫びをしようとしたその時。
一筋の光明が見えます。
岩木山中の自然の中で農薬も肥料もなく元気に育っている一本のリンゴ(に見えた)の木に出会うのです。
そこから木村さんの運命が大きく変わっていきます。
今では木村さんのリンゴはまず、手に入りません。
そのリンゴで作った「リンゴのスープ」を出すレストランは予約でいっぱいだそうです。
NHKの「プロフェッショナル」という番組の中で木村さんがこんな話をしていました。
「私たち人間はどんなに頑張ってもリンゴの実一つ作る事はできません。
リンゴを実らせるのんはリンゴの木だけです。
私たちはそのお手伝いをするだけ。
リンゴの木が喜ぶような事をすれば、リンゴの木は美味しくリンゴを実らせてくれます。」と。
リンゴの木が喜ぶ事、それは雑草を刈り取ることでも肥料をやることでもありませんでした。
私はこの話は私たち人間が元気にいきていくの為に必要な事と同じなのではないかと思います。
つづく
【胃腸は考える】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年6月3日
こんにちは!ヒロシです。
今回は自分の身をもって体験した胃腸の素晴らしさを綴りたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日、久しぶりに外食で天ぷら定食をいただきました。
「ん?ちょっと油っぽい衣だなぁ・・・」と思いながらも天ぷら大好きなものですからペロッと全部いただきました。
隣の家内を見ると、厚着な天ぷら衣を綺麗に全部脱がせて中身だけを食べています。
家内は昔から何か変なものを食べるとすぐに体に変化が起こります。
極め付きは質の悪い油を食べた時です。
すぐ反応するそうで、1時間もすると全部下痢で出してしまいます。
超優秀な胃腸の持ち主です。
よく考える胃腸なのです。
今回も「この天ぷらなにか変!」「油が悪い!」と胃腸が感じたそうです。
それとは真逆な私の胃腸は油が大好きでして・・・
いくら食べても少々の事では反応しません。
ところが・・・今回はちょっと様子が違いました。
食事の帰りの車の中で、胃がはったようで重くモタれます。
ムカムカしてきました。
ムカムカ・・・ムカムカ・・・気分悪さが増していきます。
身の置き所がないくらい気分が悪くて吐くに吐けない。
上にも下にも出せない状態です。
生あくびが何回も出てきます。
ついには冷や汗までも・・・。
「やばい!悪い油にあたった!!」
すぐに調剤室に駆け込み、自分用に調合した薬を飲みます。
食事よりも何倍も費用がかかりました。
でもそんなことは言ってられません。
苦味が心地よく胃の中に広がっていきます。
しばらくすると胃腸が消化活動を始めたのがわかります。
ムカムカ感がが消え、生あくびも止まりました。
「良かった!」
気がつくと深い眠りの中へ入っていました。
翌朝にはお腹が空いて目が覚めました。
私たちの胃と腸はまるで考えているかのように消化を休止することがあります。
変な食べ物が胃に入ってくると、消化を一旦止めてそれを口から吐き出そうとします。
これが嘔吐です。
胃から腸へ行ってしまった場合には、腸も消化吸収するのを止めて、水様便として下から出そうとします。
これが下痢です。
嘔吐も下痢も実は胃腸が考えて出した結果なのです。
「結果には必ず理由があります。」
その理由を調べることが大事なのです。
今回の私の場合は、悪い油を沢山食べてしまったことが理由。
理由さえわかれば出来るだけ早くそれに対応すれば回復します。
今回は自分の体の事ですからとてもよくわかりました。
だから一服で解決できましたが、もしお客様の胃腸の考えてることがわかるようになれば・・・
名薬師になれるのになぁ。。。
反省のヒロシでした。