健康コラム COLUMN

【自律神経とHSPの専門家】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP

2022年4月19日

最近インターネットの世界で息子の健が「自律神経との専門家」として、いろいろと新しい情報を発信しているよ うです。ツイッター、インスタグラム、ティックトック、ボイシー、 オンラインセミナー などなど。実は私も家内も毎日楽しみに聞いていて、「けん先生」の隠れファンなんです(笑)。

 

健がボイシーのなかで、

「鈴木薬局は四十年近く自律神経失調症に取り組んでいて、この相談のお客さんがとても多いです。」と話していますがそれは本当のことで、私が約四十年前に始めたことです。

 

私が薬局を始めた昭和五十三年当時には、多くの薬局は「ひふ病」「痔」「アレルギー」「ぜんそく」などの看板を掲げていて、「心の病」(自律神経失調症・心身症・神経症など)を相談できる薬局は一件もありませんでした。

 

誰もやっていないということは、誰も先生や先人がいないということです。

 

全て独学で学び、薬やカウンセリング技術も自分で見つけ出さな くてはなりませんでした。  うまくいかない事のほうが多く、失敗の中からうまくいった事例を積み重ねていく事の繰り返しでした。

 

気の長い取り組みです。

 

一緒に取り組んでいた他の地方の薬剤師たちもひとり減り、ふたり減りして、結局は私ひとりになりました。  今から思うに、労力のわりに報われないことや、ストレスが大きすぎて自分の体調を崩してしまうということが原因で、「自律神経失調症」の看板を下ろす仲間が多かったのです。

 

私も一時期、ストレスで体調を崩し一週間ほど店をしめたことがありました。

「仲間たちがみんなやめていく中で、裕先生はなぜ続けているのですか?」 と同業者から質問されることがよくあります。  私にもはっきりコレですという理由は言えませんが ひとつは、 この自律神経失調症という病気は、医者が大の苦手とする病だということ。治せないんです。

 

意外でしょう!

ですから当店に相談に来られるんです。困っている人に頼りにされるとなんとかしてあげないといけませんもんね。

 

もうひとつは、自律神経失調症になる方の「気質」が、私自身の「気質」と合ったのだと思います。  その「気質」というのが、今、インターネット上でよく言われている

「HSP気質」Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)です。

生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質をもった人」という意味なんですが、これは最近の言葉で、昭和の頃には「神経質気質」と呼ばれていました。

 

今から思うに、長年の経験から私はこのHSP気質の方が、いろんなストレスによって自律神経失調症になるメカニズムを理解し、治療するコツを掴んだのだと思います。

大学卒業後、福岡で漢方療法を学んできた健も、気がつけば私のやり方を受け継ぎ同じ道を歩き始めています。 そして今では私以上に治療効果を上げています。

 

健には独自のカウンセリング技術があり、「けん先生と話すと心が軽くなる」と評判です。 ありがたいことです。  先日、ボイシーのなかでこんなことを話していました。 「『病気』の反対は『ごきげん』だと思います。

常にごきげんで 笑って毎日を過ごせればそれが一番の幸せだと思っています。」なるほどー〜ごきげんか! そう言えば、反抗期がまったくなくていつも笑っていた健の少年時代を思い出します。  今日も健の笑い声が店中に響いています。 皆様もどうぞごきげんよう!

 

実はHSP気質のヒロシでした