【魂が打ち震える⑦】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年10月7日
こんにちは!ヒロシです。
くすり屋を40年もやっていますと、いろいろな人達との出会いがあります。
その中でも忘れることの出来ない人たちがいます。
その人達との出会いが今の鈴木薬局を形作ったと思っています。
今回は私の人生に大きく影響を与えた「講演」の世界をお伝えしたいと思います。
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東京に出てたまたま焼き鳥屋さんでたまたま隣同士に座った田端さんに強烈に惹かれ、
田端さんの元で働いていた、ある日、
「おい中村!今度六本木にショットバーをオープンさせる。お前、バーテンの修行に〇〇ホテルに行ってこい!」
田端師匠からの命令でバーを出店するための修業に有名ホテルの厨房へ勤め始めた中村青年は洗い場の担当でのある日の出来事です。
無口で超怖い料理長が、
「おい!誰か手の空いてるやつはいないか?キャベツが切れた!キャベツを買ってきてくれ!」
と大声で叫んでいます。
猛スピードで食器洗いをしているので時間に余裕のある中村青年が、
「はい!自分が行きます!」
「おぉ新入りか!どこでもいいから買ってこい!」
お金をもらった中村青年は
「みてろよー!料理長!びっくりさせてやるからな!!」
と厨房を出るまでは涼しい顔をして、厨房を出た瞬間から猛ダッシュ!全速力でキャベツを買ってきました。
…
「はい!料理長!!お待たせしましたー!!ゼーゼーハーハー」
と息を切らせ汗びっちょりの中村青年を見た料理長はあまりの速さに唖然。
その頃には中村青年は
・返事は0.2秒
・頼まれごとは試されごと!
・できない理由は言わない!
・相手の予測を上回る!
をすっかり自分のものにしていたのです。
そんなことがあってから料理長は何かあるごとに
「おい!中村はおるか?〇〇買ってきてくれ!」
と中村青年を使うようになりました。
そしていつも息を切らせて汗びっちょりで帰ってくる彼をとても気に入って、
料理長はある日、お酒を飲みに誘ってくれたのです。
「中村。お前はなんのためにそんなに一生懸命なんだ?」
質問をされた中村青年は東京へ出流までのこと。東京での生活のこと。
師匠の田端さんから六本木にショットバーを開店するように言われて、バーテン見習いのためにこのホテルに勤め始めたこと。
正直に全てを話したのです。
中村青年の話を涙を流しながら聞いていた料理長は、
「お前はなんでそれを早く言わないんだ!皿洗いなんかしてる場合じゃないだろう!馬鹿野郎!
俺がちゃんとバーテンを紹介してやるから明日からそこへ行け!」
話はトントン拍子に進み、彼はバーテンの見習いが出来るようになりました。
つづく・・・