【魂が打ち震えた②】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経
2019年8月5日
こんにちは!ヒロシです。
くすり屋を40年もやっていますと、いろいろな人達との出会いがあります。
その中でも忘れることの出来ない人たちがいます。
その人達との出会いが今の鈴木薬局を形作ったと思っています。
今回は私の人生に大きく影響を与えた「講演」の世界をお伝えしたいと思います。
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幾度となく講演を聞いてきましたが、
初めて自然と涙が溢れた中村文昭氏の講演を紹介します。
三重県の山奥の小さな村(村民よりも山猿の方が多い村)で育ち、自然のん中が遊び場。おやつは自分で調達する。
そんな山奥での生活に嫌気がさして、高校卒業を待ちかねて兄を頼って家出同然で飛び出すわけです。
「何になりたい」とか「何をしたい」という思いは何もなくただただ大都会東京へ向かいます。
中村青年は18才になったばかりでした。
色々なアルバイトをしながら大都会東京に住んでいる。ただそれだけで幸せでした。
ところがそんな中村青年の人生を大きく変える人、田端さん(当時26歳)と出会うことになるのです。
工場現場の日雇いのアルバイトを終えて、ある焼き鳥屋でたまたま隣の席になったのが田端さんでした。
妙に気があってまるで旧知の先輩後輩であるかのようにいろんな話で盛り上がりました。
田端さんの口癖は「あなたは何の為に東京に出てきたんだい?」から始まって次から次へと
「何の為に…?」
「何の為に…?」
と質問してくるのです。
中村青年は言葉につまります。
「何の為に東京へ?」
「東京に来たらたくさんお金を稼げるから…」
「じゃあその稼いだお金は何の為に使うんだい?」
「え!?まぁ好きな服や靴や…えっと色々買いたいし」
「じゃあ君は服や靴を買う為に働いてるんやな?」
「いえ…そういうわけでは…」
「じゃあ君は何の為に働いているんだい?」
「えーっともっと稼げたら車を買ったりマンションに住んだり…かなぁ」
「そうか…君はお金のために東京に出てきて、お金のために働いてるんかい?」
「え!?まぁ…そんなもんです」
「なんだい!君はお金のために働いてるのかい?さみしいねぇ」
そんな質問をされたら誰だって戸惑いますよね。
私だって中村青年と同じようなものです。
ところが…純朴な中村青年はそんな田端さんに魅了されてしまいます。
これが人と人との出会いなんですね。
そして、田端さんからとんでも無いことを指示されます。
「中村くん、試しに「あなたは何の為に働いてるのですか?」と道ゆく人たちに教えてもらってください。きっと答えを教えてくれるよ」
純朴な中村青年は街ゆく人に街頭インタビューをします。
「あたなは何の為に働いてるのですか?僕に教えてください」
「え!?何なんだよ!お前は!そりゃあ決まってるだろ!生活の為だよ!」
「え!?なんなの宗教の勧誘?」
と怪訝な顔で逃げていく人もいます。
親切な方は田舎者の青年にちゃんと答えてくれる人もいました。
「あのね兄ちゃん。君も大人になったらわかると思うけど、家庭を持つと家族を養わないといけないんだよ。
お金もたくさん必要になる。
なんだかんだ大変なんだよ。
家族を養う為に働いてるのかなぁ…」と。
ほとんどの人たちは何も考えず流れ任せで働いてるのがわかりました。
田端さんのいうように何か大きな目標や夢を持ってその為に働いている人の方が本当に少ないのです。
「僕は何の為に働いているのだろう?」
「何の為に…?」
この言葉が中村青年の頭の中をグルグル巡り始めました。
この出会いがきっかけとなって中村青年は田端さんのところに身を置くことになります。
一体この田端さんって人物は何者なのでしょう?
そしてこの中村青年と田端さんはどんな人生を歩んでいくのだろう・・・?
つづく・・・