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【さすらいのあんこ職人】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP

2022年10月27日

こんにちは!

秋らしい青空になりましたね。

今日は、この台風の中で見たテレビ番組で紹介されていた「さすらいのあんこ職人」小幡さんのことをお話ししたいと思います。

小幡さんは以前から「プロフェッショナル仕事の流儀」や「国宝にんげん」などの番組で取り上げられて話題になっている方のようです。

さてこの小幡さんがなぜ 「さすらいのあんこ職人」と呼ばれるのか?

小幡さんは若い頃、皇室御用達の菓子職人を務めていました。

当時から革新的なあんこの発明で、和菓子業界ではその名を知られた存在だったそうです。

退職した時には、次の日から日本中のいくつもの大手菓子メーカーがスカウトに来たといいます。

そして破格の給料を提示されても全て断り「私は大手を助ける手伝いはしない!

 

それよりも今、経営に苦しんでいる小さな和菓子店を助けたい!」と自ら運転する箱バンで、各地の小さな和菓子店を訪ねるのです。

そして究極のあんこの製法を伝授して、店を再建させては去っていく・・・その姿に誰言うとはなく「さすらいのあんこ職人」と呼ばれるようになりました。

何か西部劇のシェーンを思わせるようなカッコよさです。

カメラは 和歌山県 白浜町の 「福亀堂」に。競合が激しくて売り上げが伸び悩んでいた店です。

 

取引先から小幡さんのウワサを聞いて指導を依頼したところ「あんこの味がバラバラで美味しくない!」との小幡さんの評。

実はあんこ屋からあんこだけを仕入れて和菓子を作っていたのでした。

これを機 に小幡さんの指導のもと、自社であんこを作ることに。

今では販売を全国に展開し業績を伸ばしているそうです。

 

次にカメラが入ったのは豊岡市の湖月堂。

伝統的なあんこの作り方では、長時間かけて作るせいで「味と風味が飛んでいる」と指摘。

そして小幡流のあんこ作りを伝授します。 今までの伝統的な作り方とは全く違う作り方です!

 

極意その1

炊く前に小豆にたっぷりの沸騰した熱湯を注ぐこと。これによってアクが出ず、長時間煮る必要がなくなるので小豆本来の風味が損なわれなくなるそうです。

 

極意その2

小豆の雑味を取るために「へそ」という小豆にある芽がでる部分を取ること。お湯から沸騰させないように煮ることで自然にへそが外れるのです。

 

極意その3 砂糖は最後に混ぜること。炊き上がった小豆の余熱で混ぜ合わせるだけで、焦げずに風味が損なわれないといいます。

この番組で紹介していたのはこれだけですが、本当はもっと深い細かな技があるに違いありません。

 

小幡流のあんこの作り方だと 一時間足らずで極上あんこができあがります。

小幡さんの指導によって何度も目からウロコが落ち、すっかり生まれ変わった数々のお店の中には、「日本最古のあんこ屋」と言われるほど歴史のあるあんこ屋もあるそうです。

和歌山のきたかわ商店がそのお店です。別の番組で小幡さんのことをこう言っていました。

 

「小幡先生の指導がなんで好きかというと科学的な根拠がちゃんとあるからなんですね。先生は毎回言うことが違うと言う人もいますけど、それは常に進化して いるんだと思います。伝統を疑い、常識に縛られず、常に改善を目指して、独自で研究工夫している姿は、職人というよりもあんこの研究者という感じがしました。  「科学は進化する。あんこも進化する。今まで常識だったことが数年後には非常識になっている」

 

小幡さんの言葉が心に刺さります。

頭を柔らかくして常に常識に縛られず、鈴木薬局も進化していきたいと思います。

 

どら焼きと渋いお茶を 飲みたくなったヒロシでした