【日本人が興味深すぎる】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP
2022年7月1日
こないだね、子供達と一緒に千と千尋の神隠しを観たんですね。何回目かになるんですけど、
オモロイですよねー千と千尋。
ストーリーに八百万の神々が出てきますよね。
ほとんどの日本で育った人に色んな所に神様がおるよね。っていう八百万の神様っていう感覚がありますよね。
木の神様、お米の神様、水の神様、台所の神様、などなど、その感覚があるから千と千尋に、共感する部分があるんじゃないかと思うんですけど、
でもアメリカでむちゃくちゃ高評価を受けてるでしょ。
あれがスゴイなぁと思います。
アメリカって基本的にはキリスト教が多くて4/5人らしいですね。
キリスト教とかイスラム教とか一神教じゃないですか。
だからその辺の感覚って違うと思うんですよね。
この辺の日本の感覚ってすごくおもしろいと思ってるんですけど、
日本人って
生まれた時には神社にお宮参りに行きますよね。
結婚式は教会で挙げて、
亡くなったらお葬式はお寺にお願いする。
キリストの誕生日であるクリスマスを盛大に祝って、その6日後、大晦日にはお寺で除夜の鐘を鳴らして、正月になったら神社にお参り。
いや、無宗教っていう感覚が強い人が多いけど、どこがやねん。って感じじゃないですか?
仏教、キリスト教、神道、ガッツリ組み合わせとるやないかい!
って感じです。
そして、神道の感覚は根強く根っこに張られてる感じがするので、
自然の中には、なんか神聖なものを感じるよねーという感じで八百万の神さまが根付いてるって感じでしょうか。
だから、キリスト教の神が一人くらい増えても受け入れてきたし、もっと前、仏教が伝来したときも、大勢の仏さまたちを苦もなく受け入れることができた。
この辺の感覚ってキリスト教やイスラム教は絶対神を信仰する一神教の人たちとか、その環境で育った人たちはどういう感覚なんでしょうか。
で、おもしろいのが、
こういう万物に霊が宿るアニミズムと呼ばれる自然信仰は、日本だけじゃなくて世界にもありますけど、
一般的には、文明が発達し、社会が成熟していく中で、キリスト教や仏教のような洗練された宗教に置き換わっていくのが一般的なそうですね。
たとえば、ヨーロッパのケルト人の信仰の森の精霊を崇めてたのが、やがてはキリスト教に置き換わり、
インドのバラモン教も自然神を崇拝する宗教であるが、より思想が整理された仏教やヒンドゥー教へと発達を遂げていくんですね。
アメリカ大陸やアフリカ大陸で多神教を信仰していた先住民たちも、キリスト教へと変わっていった。
こんな感じで自然崇拝って、原始的な宗教であり、アニミズムは文明の未発達な地域に残っているというイメージがあるなかで、
これだけ文明が発達して、先進国の中でアニミズム的な思考が根強く残っている!っていうのは世界でも珍しいケースなんだそうですよ。
でもボク的には自然に敬意を払って、新しいものを次々と受け入れられる柔軟性があって、
かつ、じゃあ古いものはもう古臭いからダメのかと言われれば、
古いものは残しつつ、新しいものに取って代わるんじゃなくて、新しいものを吸収して自分独自のものに進化させる。
という、この、自然を敬い、過去を尊び、新しさを受け入れる。
この懐の深さは大切にしたいなぁと思いますよね。