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【一休さんから学ぶ禅】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経

2020年7月4日

こんにちは!

本屋さんに行くとこんな本が平積みになっています。

 

・心配事の9割は起こらない

・「平気な人」になれる禅思考

・心配事がスッと消える禅習慣

・美しくなれる禅の言葉

・図太くなれる禅思考

 

今、再ブームが起こっている「禅」

ずっと気になって勉強したいなぁと思っていたけどなかなか手がつけられず、

ちょっと手をつけては「ん〜わかるようなわからないような…」という感じでした。

が、ちゃんと勉強しよう!という事で禅の本を大量購入して読み漁りました。

 

面白いんですよ〜禅!

面白いし、生きていく上で芯となるような教えがたっくさんあるんです。

 

今回はその「禅」から、

禅の世界でおそらく1番の有名な人。

「一休さん」について書きたいと思います。

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そもそも一休さんって禅宗のお坊さんだったってご存知でした?

「一休さん」ってアニメになってましたけど、

あれは、禅宗のお坊さんの小僧時代のすったもんだを19:00-20:00のゴールデンタイムに放送してたって事なんですよ。

どんだけ仏教に造詣の深い国なんだ!って感じですよね(笑)

 

 

一休さんと言えば、

『このはし渡るべからず』

という看板を見て

「じゃあ真ん中を歩いたらいいんだ!」って真ん中を歩いた話とか、

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将軍様に「この屏風の虎が夜になると悪さをするんじゃ。どうにかしてくれんか?」

と一休を困らせてやろうと言ったのに対して、

「わかりました。捕まえましょう!ではまず虎を出してください。」

と言って将軍を返り討ちにしたりと、とんち話で有名ですよね。

 

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そんな一休さん。

大人になると一休宗純という名前で若くして悟りを得て変わり者坊主として大切な教えを庶民にも伝えて行ったという逸話が沢山あります。

 

あるお正月。

「あけましておめでとうございます」

と皆が新年をお祝いしているときに、

 

一休さんが

「門松の 冥途の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」

ご用心ご用心。

と言いながら街を歩いてたそうです。

よく見ると杖をついてる。しかもその杖の上には髑髏(しゃれこうべ)が乗ってたんですって!

「1年生きたら1年分死へ近づいたって事だぞ。ボヤボヤ生きてたらあっと言う間にこんな風に(骨に)なっちゃうぞ」

という意味を込めて街中をまわってたそうです。

 

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うん。変わり者(笑)

 

一日をなんとなぁ〜く生きても、文句を言いながら生きても、いい日だなぁと思いながら生きても、一日生きたら一日分死へ近づいている。

「それに気付けよ〜」なんですよね。

 

 

 

禅の言葉に『一期一会』という言葉があります。

有名な言葉ですが、

恥ずかしながら僕は「一期一会」って旅先とかで初めての人、そしてもう2度と会わないであろう人とも、ご縁なのでその出会いを大切にしましょう。

みたいな意味だと思ってたんですけど違うんですね。

お恥ずかしい( ´▽`)

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元々は茶道の言葉で、

茶席で何度も同じ主客(お茶をたてる人と飲む人)が会するにしても、

今日の茶会はただ一度限りの茶会。そう思って、全身全霊を傾けて茶会に臨めということ。

人と接する時、一生でただ一度の出会いだと思うと、そうした機会がとても貴重なものに思えてくる。

という言葉なんですね。

 

だからむしろ、いつも顔を合わせてる家族、職場の部下同僚上司、友人に適応される言葉ですよね。

今日が最後、一度きりの日だという気持ちで接しましょう。そうするとその人達のことをとても大切に出来ますよね。って事ですよ。

 

どんなに旦那さんに

「もー休みの日ぐらいちょっとは家事を手伝いなさいよ!」とか

「こんな時間にリビングでゴロゴロせんとってよ!」と思ったとしても、

「今日が最後なんだし…」

と思うと「どうぞお好きなようにお過ごしくださいませ」

と思いませんか?(笑)

 

心が一気に大きくなれるし、すごいその人との時間を大切にしますよね。

 

もしかしたら、毎日毎日大切な一日をシャーっと過ごしてしまって、

大事な人との時間を、今日しかない子供をシャーっと過去に流してしまっているのかもしれない。

と思いました。

 

そして人生の最後に「あぁもっと楽しんでおいたらよかった。」ってならないようにしないとな!と思いましたよー!

まさに一休さんの「門松の 冥途の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」

ボヤボヤ生きてたらあっという間にしゃれこうべになっちゃうよ。なんですよね。

 

今日を一生懸命生きても1日。過去の後悔や未来の不安に囚われても1日。喜んで過ごしても、怒って過ごしても、悲しんで過ごしても、楽しく過ごしても1日。

 

一休さん。俺、今を精一杯生きます。

 

と一休さんに誓いを立てました。

多分また忘れて日常に戻ってしまうと思うので、その度にしゃれこうべを杖に乗せた一休さんを思い出したいと思います。