【傾聴とは一人になること】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP
2023年5月2日
話を聴く。ってコミュニケーションを取る上で欠かすことのできないポイントですし、
コミュニケーションは話す側よりも聴く側がとっても大事!
コミュニケーションの流れを作ってるのは圧倒的に聴き手である!
伝え方を教えているプロフェッショナル、コミュニケーション を伝えてる人が共通して言うのは「聴くが大事!」です。
普通の雑談で聞く、というのと、カウンセリング で聴くって少しニュアンスが違んですよね。
そもそもカウンセリングって話を聞いてもらう。ってイメージを持ってる方多いと思うんですけど、1930年頃以前って、
カウンセリングは、アドバイスをもらう。こうしなさい。みたいな方針を教えてもらう場所だったんですよ。
それが一人の聴く天才があわられたことによって、
「人が悩みから解放されて進むのは聴くことが大事である!」
って言い始めて、指示しないカウンセリングで非指示カウンセリングということで、そっちが主流になったんですよ。
その天才がカールロジャーズっていう人なんですけど、1902年生まれの方でね。
『一人で思い悩むのに疲れ果てた時に、自分の感じたこと、考えたこと、思ってることを、全て何を話しても丁寧に聞いて受けてもえてもらえる場所。
何も隠すことのない、自分を全て曝け出しても許されるような空間で、自分自身でいられるそんな心理的空間を十分に体験し味わった時、人間はどうなるか?
人はそのような「空間」にいるうちに、それまで自分の心を支配してがんじがらめにしていた「複数の他者」がいつの間にかスッと抜け落ちていく事に気づくでしょう。
ここで初めて、自分の心を支配していた「他者の声」から解放されます。本当の意味で「一人」になることができるのです。』
これが自分だ!と思っていたものって、案外、人の常識だったり、自分がどう見られているのか?人がこうあって欲しいであろう自分だったりとか、実は、自分を作っているのは自分自身だけではなくて、他者の声、他者の常識だったりしますよね。
これは知らぬ間に。
その他者の声から解放されてくると、「あぁ私はこう言うことを感じていたんだ」「僕はこうしたかったんだ。」とかの心の声が聞こえてくるんだと。
つまりカウンセングとは他者との関係の中で人が初めて本当の意味で「ひとり」になることができるという逆説的な関係のことなのです。
こういうね、自分自身を出しても大丈夫という完全な安心感に包まれた「心理的空間」を提供するアプローチがロジャーズ のカウンセリングなんですけど、
これが本当に大事なことだなぁと思ってるんですよ。
実際に漢方相談でお話を聞かせてもらってると、他者の声から解放される、という感覚ではなくて、僕の場合は絡まっている糸が解けていく感覚でいるんですけど、その糸が、自分の気持ちだったり、自分の意思、とか、自分の体調とかメンタルを元に戻す力みたいなものが、絡まって絡まって本領発揮できなくなってるイメージなんですよね。
そして絡まりが取れてくると、自分の本来持ってる力とか、意思みたいなものが発揮されてくるイメージなんですよね。
でも、カウンセングとは他者との関係の中で人が初めて本当の意味で「ひとり」になることが重要なのは、ほんとそうだな。と思います。
話の聞き手って、会話をどの方向に進めるか、話し手が自分自身で自分の中に入っていけるか、が聞き手によって決まりますからね。
でも、それは話してる人は気づいてない方が多いんですよね。それでいいと思ってて、話してる人があくまでも自然にそっちに進んで、いつの間にか自分一人になれる場所にたどり着けるってすごいことだな。と思うんですね。そして、その時にも聞き手の功績には気づかない。それがいいですよね。
そんな聞き手になりたいな。と日々精進でございます。