【働かない働きアリには意味がある】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 ストレス 自律神経 うつ
2024年6月20日
カエルの声に初夏を感じますね。暑くなりましたが夏風邪、ひいてませんか?寝冷えにご用心なさって下さいね。
さて今日は日本人には勤勉の代名詞とされる働きアリのお話をしたいと思います。
「アリとキリギリス」のお話のように勤勉によく働くアリは日本人が好きな昆虫のひとつかもしれません。
でも、アリのコロニーをよく観察してみるとその集団の中には、働かないアリが必ず居る・・・という事をご存知の方も多いでしょう。
①よく働くアリが2割
②普通に働くアリが6割
③怠け者で働かないアリが2割
と、こんな割合でアリの共同体は保たれていてこの「働かないアリ」が2割居ることで、このコロニーの寿命は延びるのだそうです。
えっ?意外ですね!
どうして?
全員でよく働いた方が効率がいいのに・・・
と思いますが。
どういうことかというと、全員が働きアリでエサを求めて巣を出てしまうと巣は空っぽになります。そんな時に不測の事態(よくあること!)が起きたら大変なことになります。
例えば、何かの理由で巣が壊れたら誰かが応急措置をしないといけませんし、卵を清潔に保つために舐めてキレイにしなければいけません。
そうしないと卵はカビで死ぬそうです。
そんな時に、働きに行かず巣の中でゴロゴロしているように見えていた働かない働きアリ(全体の2割)が、急遽、応急措置をしたり卵の世話をし始めるそうです。
また働きアリは筋肉労働が中心ですので、過労で働けなくなるアリが多数出ます。
そんな時には「働かない働きアリ」が急遽、筋肉労働を始めます。
実は彼女(!)たちは過酷な労働に対しての余剰要員として体力を温存しているのです。ゴロゴロと静養して。
実によくできたシステムですよね!
そこで昆虫学者がおもしろい実験をしました。
働かないアリたちばかりを集めて集団を作ると、同じように
①よく働くアリ2割
②普通に働くアリ6割
③働かないアリ2割
になりました。
今度は「よく働くアリ」達ばかりを集めて集団を作りました。すると結果は同じようになり、あれほどよく働いていた働きの中の2割が働かないアリになりました。
自然界、特に集団で暮らしているアリのコロニーの中には働かない働きアリが必ず2割いて、この働かない働きアリ達がいることで、コロニー全体のアリの寿命が延びることがわかりました。
この「働きアリの法則」は人間社会にも当てはまる点が多いそうです。
興味のある方は検索してみてください。おもしろいですよ。
人間社会でも、いろんな個性の人たちがいてこそゆとりがあって幸せで長生きできる社会になるのかもしれません。
最近では働かないアリに仲間入りのヒロシでした。