【雑草という草はない】愛媛 香川 四国中央市 新居浜 西条 自然薬 漢方薬 漢方 生理痛 更年期 ストレス 自律神経 HSP
2023年7月15日
これは、日本の植物分類学の父と呼ばれる牧野富太郎博士の言葉です。
今、NHKの朝ドラ「らんまん」を放送 していますが、こ のドラマの主人公 槙野万太郎は、牧 野富太郎博士がモデルです。
高知に生まれ育った万太郎は、植物の研究に夢中になり、その研究を深めるために上京して東京大学の植物研究室に出入りするようになります。
小学校中退なのに東京大学出身の研究者たちにも引けを取らない学識と英語力、画力の能力で日本の植物研究の道を切り開いていくというお話です。
私が牧野富太郎博士を知ったのは、小学六年生の修学旅行で高知の牧野植物園に行ったことがある・・・とただそれくらいのことでした。
当時、野山を遊び場として駆け回っていた私にとっては植物なんて何の興味もありませんでした。
だからこの植物園の中を見学した記憶が全くありません(汗)
同じ日に見学したであろう龍河洞の記憶は鮮明に残っていますが・・・
当時はまさか将来自分が、東洋医学それも 『本草綱目(薬用植物の古典)』の世界に行こうとは夢にも思いませんでした。
「らんまん」の中で万太郎青年が折につけて、この一節を話します。
「雑草という草はない」
「どの草花にも必ず名前があり、そこで生きる理由がある。この世に咲く意味がある。」
これを聞く人は皆、雑草を人間に置き換えて考えることでしょう。
万太郎青年は日本の植物を調査研究する中、いろんな人たちに出会います。
みんなそれぞれに大きな悩みを抱え苦悩に満ちて毎日を生きている。
自信を失い、投げやりになったり道を踏み外したりする人もいます。
万太郎はそんな人たちに寄り添いこの「雑草という草はない」という精神を説き、救います。
決して押し付けがましくなく説教じみてはいません。
彼は幼少期から病弱であり弱い自分をよく知っているからこそ、日陰に咲く花にも気づくことができたのだと思います。
この主人公を 演じている 神木龍之介が実にいい雰囲気を出しています。
私が毎日このドラマを見る理由は、たとえドラマとはいえ大好きなことに出会った人間を毎日見ていると、私まで楽しくて幸せな気持ちになるからです。
「今日も一日、自分なりに元気いっぱい生きていこう」と気力が湧いてくるからかもしれません。
当時の牧野富太郎博士の写真を見ると、本当に楽しそうに笑っています。
その笑顔は、大好きなおもちゃで遊んでいる時の子供の、あの天真爛漫な笑顔に見えるのです。
彼は大好きなことに出会いそれを職業とし、九十四歳で亡くなる直前までそのことに没頭しました。
人として生まれ、こんな幸せな人生はないですよね!
さて、今朝も観るとするか!「らんまん」。
ちなみに牧野博士は千五百種類もの無名の植物に名をつけたそうです。
「雑草という草はない。 名前がないのなら私が名付けれたらいい!」
牧野富太郎博士の声が聞こえてきそうです。
ヒロシでした