健康コラム COLUMN

【じいちゃんの魔法の言葉②】

平成31年5月20日

こんにちは!ヒロシです。

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くすり屋を40年もやっていますと、いろいろな人達との出会いがあります。

その中でも忘れることの出来ない人たちがいます。

 

その人達との出会いが今の鈴木薬局を形作ったと思っています。

 

今回は私の祖父の紹介をさせていただきたいと思います。

 

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留年するかもしれない事の悩みを祖父に相談した時のこと。

 

『ミミズが土食うたら何食おか?みたいなことを考えるな!』とポツリと一言。

 

「???」

「え?何のこと??」

 

私は何のことやら全然わかりません。

「じいちゃん何のことよそれ!」と思わず尋ねると・・・

 

 

祖父は

「あのな、広い田んぼの中に1匹のミミズがおるわけよ。そのミミズがな、今食べてる土を食べてしもたら、食べる土が無くなる。次は何を食べたらいいのだろうか?と心配しよるわけよ。どうみても一生かかっても食べきれんほどの田んぼの土があるのによ。そんなミミズみたいに先のことを無駄に心配しても始まらんだろう。ということよ!」

その話を聞いて大笑いしたのを思い出します。

 

「先のことを心配するな!取り越し苦労するな!つまらん!」

と言えばいいのに・・・。

 

「ミミズが土食うたら何食おうか?みたいなことを考えるな!」と。

 

このことがあってからこのフレーズが頭から離れなくなりました。

 

私が24才で薬局を開局した時、1日の売り上げは数千円でした。

正直悩みましたね。

このままこれが続いたら・・・どうなるのだろうか?

不安は雪だるまのように日増しに大きくなっていきました。

 

そんな時も祖父は全然慌てず「ミミズが土食うたら何食おうか?」と言って私を勇気付けてくれました。

 

明治・大正・昭和・平成と激動の時代を生き抜いてきた祖父のこの言葉はまるで魔法のように不安な私の気持ちを楽にしてくれました。

 

今では、いろんな人たちの相談を受けるような年齢になりましたが、逆にお客さんから教えられることもあります。

 

ほとんどは人は病気になると病人になってしまいます。

でも、中には病気になっても病人にならない人がいます。

「なってしまったものはしかたない」と病気を受け入れている人がいるんです。

かと言って諦めてるわけではなく、前向きなんです。

「今すべき最善のことを今する!」

「今を精一杯生きる」

という感じです。

 

言葉で言うと簡単ですがこれはなかなか出来ません。

こんな方に出会うと

「じいちゃんと同じ人に会えた!」と嬉しくなります。

 

「ミミズが土食うたら何食おうか?」

という祖父の魔法の言葉が聞こえてきそうです。

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